国立劇場・国立国楽管弦楽団が、「2026年新年音楽会」で新年の幕開けを告げる。公演は2026年1月9日、国立劇場ヘオルム劇場で開催され、指揮はパク・チョンジが務め、調和と希望のメッセージを音楽で届ける。
公演の幕開けを飾るのは、映画『アリラン』(1926年)公開100周年を記念して委嘱された新作《アリラン、三つの息》(作曲:ホン・ミヌン)だ。本作は、京畿・密陽・珍島という三つの地域(regions)のアリランが持つ異なる情緒を、現代的な音楽叙事として編み上げ、世代と地域を越えて受け継がれてきた韓民族文化の生命力を描き出す。
協演ステージも充実している。「カヤグム神童」として注目を集めるキム・ヨンランは、《成錦淵流カヤグム散調のための協奏曲》(編曲:パク・ウィチョル)を披露し、華やかで軽快な演奏を通じて次世代の純粋なエネルギーを伝える。続いて、オーボエ奏者チョン・ミンギョンは、**チャンセナップ(近代化されたテピョンソ、いわば改良型シャーム)**協奏曲《春》をオーボエで再解釈した《統一の春》(作・編曲:キム・デソン)を演奏し、深い響きで平和への願いを表現する。
第2部は、韓国伝統音楽の自由な形式を探求する《Knock》(作曲:キム・ベクチャン)で幕を開ける。続いて、ソリクン(パンソリ歌い)キム・ジュンスが、『春香歌』より《暗行御史出頭》を迫力ある声で披露する。ドラマ『おつかれさま(When Life Gives You Tangerines)』のOSTで広く愛されたチュ・ダヘは、《青春歌》を歌い、観客と温かな共感を分かち合う。
さらに、キム・ジュンスとチュ・ダヘは《クェジナ・チンチンナネ》をデュエットで披露し、新年らしい祝祭ムードを一層高める。
公演のフィナーレを飾るのは、管弦楽のための協奏曲《カギゲ》(作曲:パク・ボムフン)だ。ヘグムの旋律から着想を得た《カギゲ》の音楽に合わせ、演奏者と観客が自然に掛け声を交わし合い、舞台と客席が一体となる躍動感あふれるクライマックスを創り上げる。
ニュースカルチャーのM.J._mj94070777@nc.press
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