[ニュースカルチャー] ドラマの物語は完結した。しかし、『My Idol My Debut』が生み出したK-POPの世界は、エンドロールの先でも動き続けている。
MBC Plus『My Idol My Debut』が、タイムスリップを軸にした救済とロマンスに決着をつけ、最終回を迎えた。
物語の中心にいたのは、2026年に起こる悲劇を阻止するため過去へ向かった熱狂的なファン、チェ・アニ(ファン・ジア)と、ボーイズグループ「BOY TO THE MOON」のリーダー、ハン・ジェハ(チ・チャンミン)。最終回では、アニだけでなくジェハも彼女を救うため過去へ戻っていたことが明らかになり、二人の時間が思わぬ形でつながった。
傷を抱えてきた二人は音楽を通じて過去と向き合い、ついに互いの気持ちを確かめる。待望のファーストキスとともに、長く続いた救済の物語は幸福な結末を迎えた。
もう一つのフィナーレを飾ったのが、ガールズグループ「ILY:1」だ。
ショート動画をきっかけに注目を集めたILY:1は、劇中で音楽番組1位を獲得。低迷から一気に頂点へ駆け上がる逆転劇を完成させた。
興味深いのは、そのストーリーがドラマの中だけで終わらなかったことだ。
ニュートロ・メタルを取り入れた「MEMORIA」のリリースを皮切りに、7月19日にはCOEX Mega Stageでサプライズプロモーションを実施。22日にはMBC M『SHOW CHAMPION』にも出演し、ドラマから生まれたアイドルが現実のK-POPシーンへ飛び出した。
フィクションとリアルを交差させる試みは海外にも広がった。ショート動画を中心に話題を集める一方、『My Idol My Debut』は日本の動画配信サービスLeminoの韓流・アジア部門で1位を記録。作品と音楽を連動させたプロジェクトへの関心を裏付けた。
最終回を迎え、作品を支えた6人のキャストもそれぞれの思いを語った。
ハン・ジェハ役のチ・チャンミンは、完璧主義者であるジェハの内側にある真心を深く理解できたことに意味があったと振り返り、最後まで力を与えてくれた公式ファンダム「THE B」への感謝を伝えた。
チェ・アニ役のファン・ジアは、無鉄砲でありながら純粋なアニの情熱から大きな力をもらったとし、「奇跡のような成長」を最後まで見守った視聴者に感謝した。
イ・ソン役のイ・ジニョクは、魅力あふれるキャラクターとともに青春の一ページを残せたことへの喜びを表現。アジ役のナナは、不器用だった人物が次第に心を開き、仲間と運命を共有する存在へ成長していく過程が特に大切だったと振り返った。
カリン役のカエデも、静かな強さを持つ人物を演じながら自身も成長できたとコメント。アイサ役のアイサは、ILY:1と「MEMORIA」に寄せられた熱い応援を忘れないと感謝を伝えた。
『My Idol My Debut』が残したのは、ドラマの中だけで成立する架空のアイドルではない。
楽曲を実際にリリースし、現実のステージに立ち、音楽番組にも出演する。作品の世界観そのものをリアルなK-POP活動へ接続したことで、ドラマと音楽を横断するIPプロジェクトとして新たな可能性を示した。
放送を終えた『My Idol My Debut』は、韓国ではWavve、TVING、WATCHA、日本ではLeminoを通じて全話配信されている。
ニュースカルチャー M.J._mj94070777@nc.press
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