夏の深い緑に包まれた京畿道・加平の雲岳山(ウンアクサン)が、視聴者を爽やかな山旅へと誘う。
「京畿五岳」の一つとして知られる雲岳山は、紺岳山、冠岳山、松岳山、華岳山と並ぶ名峰で、美しい岩峰と渓谷の景観から「京畿の小金剛」の異名でも親しまれている。四季折々に異なる魅力を見せるが、濃い緑に包まれる夏はひときわ印象的な表情を見せる季節だ。
旅の始まりは山頂ではなく、山井湖(サンジョンホ)。「山の中の井戸」とも呼ばれる湖は、一周約3.2キロの遊歩道を歩きながら静かな風景を楽しめる癒やしのスポットだ。穏やかな湖面には名城山をはじめ周囲の山並みが映り込み、街中よりも涼しい風が訪れる人を迎えてくれる。
今回の旅に同行するのは韓国画家のパク・ソクシンと、森の解説員パク・スニ。パク・スニは幼児向けの森の教育を通じてこの仕事に出会い、現在は木々や草花、季節の移ろいに込められた物語を伝え続けている。
玄灯寺(ヒョンドゥンサ)の一柱門を抜けると、本格的な登山が始まる。渓谷に架かる全長約200メートル、高さ約50メートルの吊り橋は、スリルと開放感を同時に味わえる人気スポット。橋の上から望む景色は、雲岳山ならではの雄大な自然を存分に感じさせてくれる。
登山道を進むにつれて、森の表情も少しずつ変化する。ベニバナウツギやチョウセンアヤメ、ノリウツギなどの草花が静かに咲き、深い森の中に鮮やかな彩りを添える。木漏れ日が限られる環境だからこそ、花々はより印象的な色彩を放つ。
耳を澄ませば、カッコウやコウライウグイス、コノハズクの鳴き声が夏の森を包み込み、目に映る景色だけではない自然の魅力を感じさせる。歩みを進めるごとに、五感で山を味わう時間が広がっていく。
岩稜帯に入ると、雲岳山のダイナミックな景観が姿を現す。眉岩や屏風岩といった奇岩が次々と現れ、とりわけ十二枚の屏風を立て並べたような屏風岩の壮観な姿は、この山を代表する見どころの一つとなっている。
尾根を越えて山頂に立てば、これまで歩いてきた湖や森、岩峰が一つの雄大な風景としてつながる。雲へ向かってそびえる奇岩群は、雲岳山ならではの迫力をあらためて感じさせる。
湖畔から始まり、森を抜け、岩稜を越えて山頂へ至るこのルートは、夏の自然が持つ静けさと力強さを同時に味わえる旅。「映像アルバム 山」は、雲岳山が育んできた豊かな自然と風景の魅力を、美しい映像とともに届ける。
KBS1「映像アルバム 山」は7月5日午前9時10分より放送。
ニュースカルチャー M.J._mj94070777@nc.press
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