Sung Si-kyungの新曲『私の一日のように(나의 하루처럼)』のミュージックビデオが話題を集めている。2日に公開された本人出演版に続き、9日にはMoon Ga-youngが主人公を務める別バージョンも公開され、写真とAI技術を組み合わせた独創的な映像表現に注目が集まっている。
作品は、別れの後を生きる男女それぞれの時間を描いた構成。二つの映像は異なる視点から同じ感情を映し出し、静かな余韻を残す仕上がりとなっている。
最大の特徴は、モノクロ写真とAIモーショングラフィックスの融合だ。一見すると静止画のように見える映像の中で、カーテンが揺れ、雲が流れ、登場人物の表情や視線がわずかに動く。最小限の変化によって、止まった時間の中に感情の揺らぎを浮かび上がらせている。
フォトグラファーのキム・ヨンジュンは、同じ空間にいながら異なる時間を生きる男女の姿を印象的なモノクロ写真として表現。AIディレクターのイ・スヨンは、その写真に繊細なモーションを加え、静と動が共存する独自の世界観を完成させた。
今回の制作では、画像・映像制作に特化したAIプラットフォーム「AICRON(エイクロン)」を活用。企画・デザインにも携わったイ・スヨンは、過去にキム・ヨンジュンの写真展『Face to Face』でも協業し、ポートレート作品にAI技術を取り入れた表現で評価を受けている。
『私の一日のように』は、別れの後に残された一人の時間を静かに描いたバラード。Sung Si-kyungならではの繊細な歌声と叙情的なメロディーが楽曲の世界観を支えている。
映像公開後、SNSやオンラインコミュニティでは「写真だけで映画を観ているような感覚になる」「派手な演出がないからこそ感情が伝わる」といった反応も見られた。AIを単なる技術ではなく、創作表現を拡張するツールとして活用した点も高く評価されている。
イ・スヨンは「AIを創作パートナーとして受け入れるアーティストは着実に増えている」とコメント。「テクノロジーと芸術が自然に交わる試みは、今後さらに広がっていくだろう」と展望を語った。
写真、映像、そしてAI技術を横断しながら新たな表現の可能性を示した『私の一日のように』。本作は、感性とテクノロジーが共存する現代のクリエイティブの在り方を映し出す作品として関心を集めている。
ニュースカルチャーの M.J._mj94070777@nc.press
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