新羅の将軍の武装形態と初期金属工芸技術の水準を示す貴重な遺物が、長い眠りから覚め、本格的な復元および研究段階に入ります。対象となるのは、慶尚北道慶州市の皇南洞1号木槨墓から出土した札甲と金銅冠などです。
この遺跡は新羅文化遺産研究院の調査により、2025年に初めて世に姿を現しました。墓は遺体を安置する主槨と副葬品を収める副槨に分かれており、主槨からは被葬者とみられる男性の人骨と金銅冠の破片が、副槨からは従者の人骨とともに兜や人馬用の甲冑一式が出土し、大きな注目を集めました。
現在、国家遺産庁・国立文化遺産研究院傘下の国立慶州文化遺産研究所が遺物を引き取り、精密な保存処理と分析に着手しています。今回確認された甲冑は鉄片を連結して構成された札甲で、首から四肢まで全身を防護する構造を持っています。これは慶州・チョクセム地区C10号墳に続き、国内で二例目となる完全な甲冑セットとして、新羅の重装騎兵の実像を解明する重要資料と評価されています。
また同時に出土した金銅冠は、新羅王京中心部で確認された装身具の中でも比較的早い時期に製作されたものとみられ、新羅初期の細工技術や装飾様式の発展をたどる手がかりとされています。
研究所は千年以上土中に埋まっていた金属遺物の特性を踏まえ、腐食の進行を防ぎ形状変形を最小限に抑える安定化処理を最優先に進める方針です。同時に科学分析も並行して行われ、鉄片表面や内部に残る可能性のある皮革や織物の痕跡を採取し、当時の甲冑構造や結合技術の復元を試みます。
さらに合金の組成比、微細組織、腐食の進行パターンなどを多角的に分析することで、新羅職人の素材選択と製錬技術のメカニズムを解明する計画です。
こうした科学的保存および比較研究は、古代武具や工芸品に関する断片的知識を体系化する上で大きく寄与する見通しです。特に今回の甲冑と既存資料の比較分析が進めば、新羅甲冑の製作基準と様式的特徴を確立する重要な基盤となります。
金銅冠も本来の形状が復元されれば、既存の金銅冠との比較を通じて文様の起源や細工技術の変遷をより具体的に明らかにすることが期待されます。
ニュースカルチャーのM.J._mj94070777@nc.press
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