漢陽都城は、朝鮮王朝の都・漢城府を防衛するため、1396年(太祖5年)に築かれた。仁王山区間、駱山区間、南山区間、白岳(北岳山)区間に分かれ、山の稜線に沿って築かれた後、時代ごとに改修された痕跡がそのまま残されている。漢陽都城は現存する世界の城郭の中でも、最も長い期間(1396~1910年、約514年間)機能を維持した建造物の一つと評価されている。
韓国政府は現在、漢陽都城に加え、北漢山城、湯春台城を含む「漢陽の首都城郭」のユネスコ世界遺産登録を推進している。今年1月に世界遺産センターへ登録申請書を提出しており、審査を経て2027年7月に最終決定が下される見通しだ。
18世紀防衛構造の独自性を強調
今回の申請では、遺産の「顕著な普遍的価値(OUV)」の立証をより明確にすることに重点が置かれた。漢陽都城、北漢山城、湯春台城は、山頂から谷を囲むように築かれた「包谷式城郭」に属する。さらに、複数の峰と谷を連結する構造から「連珠型包谷式城郭」と呼ばれる。
この構造は、18世紀の国際情勢の変化に対応し、首都住民全体を安全に避難させ、長期防衛を可能にする戦略的設計として評価されている。また、東アジア近世における首都防衛体系の最終進化形を示す事例としての価値も強調された。
遺産の完全性を高めるため、湯春台城東側の「東城」区間も新たに遺産区域に含まれた。政府は補完を経た最終申請書を今年1月に提出している。
9月現地調査、再挑戦の行方
今後はユネスコ諮問機関であるイコモス(ICOMOS)が現地調査を実施する。専門家が現場を訪れ、保存状態、管理体制、真正性などを詳細に評価する予定だ。
最終判断は2027年に開催される第49回世界遺産委員会で下される見込みである。今回の挑戦は、2017年に一度申請を撤回した後の再挑戦となる。その後、北漢山城と湯春台城を含む統合的防衛体系へと戦略を再構築し、ユネスコの新たな予備評価制度にも対応してきた。
今回の登録推進は、単一の城郭ではなく、複数の山城が有機的に結びついた首都防衛システムとしての価値を国際的に認められる過程でもある。
一方で、遺産区域の拡張に伴う保護対策は今後の課題として残る。周辺地域の開発圧力と遺産保護のバランスをどのように確保するかが、評価の重要な要素となる見通しだ。
ニュースカルチャーのM.J._mj94070777@nc.press
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