干潟の上でも、曲がった背中に人生はなお咲き続けています。全羅南道・長興郡の上鉢村、得粮湾の清らかな干潟には、冬から初春にかけて赤く染まる石花畑が広がります。岩に付いて花びらのように咲く天然の石花が旬を迎えると、母たちの背中は再び鍬のように曲がっていきます。
上鉢村の母たちは、農閑期を知らずに生きてきました。干潟で石花を採り、畑を耕し、日雇いの仕事まで重ねてきた歳月が、その背を曲げてきました。それでも子どものためであれば、その曲がった背中もものともしません。季節が巡れば、母たちはまた鍬を手に干潟へと向かいます。その姿は村の風景であり、歳月の記録そのものです。
キム・ジョンダン(81)は20歳で嫁ぎ、4人の子どもを育てながら一生を捧げてきました。働くより遊ぶことを選ぶ夫のもとで、生計の重みはすべて彼女の肩にのしかかっていました。「末娘を4年制大学に行かせてあげられなかったことが、今でも心に残っています。」その悔しさと想いは、今も彼女を干潟へと向かわせ、再び鍬を握らせます。
キム・ジェシム(87)にとって、学べなかった経験は生涯の原動力となりました。小学校さえ十分に通えなかった彼女は、子どもの教育にすべてを注ぎ込みました。早朝の畑仕事から干潟での作業、日雇い労働までこなし、5人の子どもを育て上げ、そのうち2人は教頭となりました。次男を先に失う悲しみを抱えながらも、子どもを育てた日々は最も大切な記憶として残っています。
イ・ジルレ(81)は村で最も背中が曲がっていますが、仕事の手を止めることはありません。夫が郡議員を務め、2人の息子が事業家として成功していても、彼女は今も石花をむき、こつこつとお金を貯め続けています。そのお金が子どもや孫の手に渡る瞬間、彼女の心は何よりも満たされます。
しかし、歳月は止まりません。2月中旬、干潟にキム・ジェシムの姿はありませんでした。旧正月を前に療養施設に入っていた夫が亡くなったためです。かつて共に苦労した記憶を胸に、彼女はぽっかりと空いた時間と向き合っています。
上鉢村の母たちは、年々その数を減らしています。かつて20人ほどいた石花畑の担い手は少しずつ減り、ひとりで生きる高齢者も増えています。元気に干潟で一年を過ごすこと、それが彼女たちのささやかな願いです。
いつか消えてしまうかもしれない干潟の風景。それでも、曲がった背中に刻まれた母の時間は、今も終わっていません。この物語は、3月28日にKBS1「Documentary ON」で放送されます。
ニュースカルチャーのM.J._mj94070777@nc.press
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