ソウル中心部、まだ冬の気配が残る南山のふもとで、誰よりも早く春を迎える風景が広がります。
ソウル市を代表する伝統文化空間である南山コル韓屋村は、2026年の立春を迎え、4日午前10時に正門入口で歳時節気イベント「南山コル歳時節気〈立春〉」を開催します。
立春は二十四節気の始まりであり、一年の農作の出発を告げる節目です。古くから人々は門に「立春大吉 建陽多慶」といった吉句を書いた紙を貼り、福と平安を祈ってきました。家に入る気が改まる日、まず良い言葉を掲げて一年の流れを整える風習です。同村ではこの歳時風俗を市民と共有するため、毎年立春帖の貼り付け実演を続けています。
今年は特に「時間の輪」が閉じるような場面が演出されます。2016年に同村で伝統婚礼を挙げた一家と、同年ここで結婚写真を撮影した夫婦が実演者として参加します。10年前、人生の出発点として韓屋村に立った人々が、今度は子どもと共に再び同じ場所で立春帖を貼ります。一つの空間が過去と現在を自然につなぐ光景は、伝統が断絶した遺物ではなく「生きている記憶」であることを示しています。
当日配布される特別立春帖には「福を込めた馬、万事如意」という文句が記されます。馬は古来より勢い、飛躍、吉兆を象徴する動物です。「万事如意」という願いが重なり、新年のすべてが思い通りに進むことを祈る意味が込められました。伝統的象徴と現代的願いが一枚の紙の上で出会う瞬間です。
もう一つの見どころは、市民参加で完成した「第7回 南山コル立春文芸」の作品です。公式SNSを通じて集まった新年の願いの中から選ばれた五つの文句が立春帖として制作され、伝統家屋五棟の門に一年間掲げられます。
「人生大当たり 春が来る」「願いの言葉 かなう春」「人生の春の日 必ず訪れる」「天高く飛躍する一年」「たくさんの福を受け取ろう」など、軽やかな言葉遊びが節気の意味を楽しく再解釈します。静かな韓屋の門と調和したこれらの立春帖は、自然と“伝統フォトスポット”となり、来訪者に新たな思い出を届ける予定です。
同村の立春行事は、旧正月祭りや正月大満月行事へと続く年間歳時節気プログラムの出発点です。節気に沿って流れる伝統の時間を都市の中で体験できるよう構成されています。当日は年間主要日程をまとめた卓上カレンダーも配布され、日常生活の中でも歳時風俗を身近に感じられるようにします。
関係者は「立春帖を貼り新年の心構えを整えるように、韓屋村も伝統を今日の感覚で再解釈し、市民と共に歩む伝統芸術の遊び場として定着していきたい」と話しました。
ニュースカルチャーのM.J._mj94070777@nc.press
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