アーティスト兼プロデューサーのジコ(ZICO)と日本のミュージシャン、リラス(Lilas、YOASOBIのイクラ)が、音楽で国境を越えた完璧な呼吸を見せた。
19日、KOZエンターテインメントはジコとリラスのコラボ曲「DUET」発売の感想を公開した。
一問一答形式で公開されたコメントには、同日午前0時に発表された新曲を完成させるためのさまざまな裏話が込められている。
「理想的な相手とデュエットしたらどうだろう?」という想像を基に、韓国ヒップホップと日本のバンド音楽の違和感のない自然な交差点を完成させた二人のアーティストの率直な思いが目を引く。
一方、ジコとリラスは20日、ソウル・高尺スカイドームで開かれる「MMA2025(2025メロンミュージックアワード)」に出演し、「DUET」ステージを初披露する予定だ。
以下 ジコ×リラス「DUET」一問一答
― コラボ曲「DUET」を発表した感想
▲ジコ:長い間、僕の音楽を待ってくださった方々が納得できる曲を届けられて嬉しいです。日常の中で楽しんでいただけたらと思います。
▲リラス:ジコさんと約1年間やり取りしながら作った曲です。お互いの音楽的長所をよりよく融合させるために試行錯誤し、完成させました。ユニークで魅力的な楽曲なので、ぜひ聴いてください。
― 「DUET」のコラボ相手としてリラスを思い浮かべた理由
▲ジコ:普段からYOASOBIの音楽やリラスさんのソロ曲をよく聴いていました。好きな音楽を聴いていると、ある瞬間「この人と必ず一緒に作業してみたい」という思いが生まれるんです。リラスさんの楽曲を本当にたくさん聴いていたので、自然と「コラボする時が来た」と感じました。「DUET」を書く中で、ラップなのか歌なのか区別がつかないほどスピード感あるパートを消化できるボーカルが必要だと感じ、その複雑で高速なニュアンスを表現できるアーティストこそリラスさんだと思いました。
― コラボで最も重視する点
▲ジコ:コラボでは「これ、いけるんだ?」と思わせることが大事だと考えています。
さらに、一見まったく相性が良くなさそうな二人が共存できる“場”を作ることこそプロデューサーとしての力量だとも思っています。
その意味で今回のプロジェクトは、僕とリラスさんが思いきり遊べる“いける”ジャンルを見つけられたと思います。
― リラスとのコラボを一言で表すと
▲ジコ:塩キャラメル。特定アーティストの音楽を好むリスナーは、それぞれ明確な嗜好を持っていると思います。しかし異なるテイストの人々が一つに集まれる新しい“味”を作れたという意味で、今回のコラボは“塩キャラメル”のような存在だと思います。
― 初めてコラボ提案を受けた時の感想
▲リラス:ジコさんの音楽は普段から聴いていましたが、こんな提案が来るとは思っていませんでした。驚きと喜びでいっぱいでした。「DUET」を初めて聴いた瞬間から素敵な雰囲気に自然とリズムを刻み、このトラックに自分の声が乗ると思うと胸が躍りました。
― 歌詞で伝えたかったメッセージ
▲リラス:ジコさんに曲のテーマを尋ねたところ、「離れた場所にいる二人が音楽でつながって“DUET”する」という説明をしてくれました。離れていても音楽でつながる瞬間は確かに存在するので、その感覚がとても素敵だと思いました。デュエットである以上、ソウルと東京など、それぞれの場所をつなぎたいと考えました。言葉や日本語の合いの手などを相談しながら、最適な形を探っていきました。
― 異なるジャンルのミュージシャン同士の呼吸
▲ジコ:僕の音楽にはなかった新しい煌めきが加わったようで感慨深かったです。初コラボとは思えないほど呼吸が良かったです。すべての面でティキタカが完璧なプロジェクトでした。
▲リラス:音楽性が違うからこそ、ジコさんが私の色を考えて書いてくれたメロディーが一層大切に感じられました。国境を越えるコラボで“自分らしさ”をどう表現するか悩みながら臨みました。違うからこそケミストリーが際立ったと思いますし、とても新鮮な曲が完成したと思います。
― 「DUET」を準備しながら特に気を使った部分
▲ジコ:曲がとても親しみやすく感じられると思います。一見シンプルな構成ですが、音一つひとつを掘り下げると隠れたディテールが多く、聴く楽しさがあるはずです。
▲リラス:ジコさん特有の遊び心が随所に感じられます。その雰囲気をそのまま受け取りながら、私らしい声・歌詞・言語のニュアンスを生かすことを意識しました。
― 制作過程で印象深かった点
▲ジコ&リラス:「DUET」のデモバージョンは今とは全く違うジャンルでした。その後、何度もの修正を経て今の形になりました。一緒に録音した際、サビの歌詞についてたくさん話し合い、**どんなニュアンスで歌えば曲の雰囲気をもっとも活かせるのか細かく考えながら進めたことが強く印象に残っています。**互いの言語を混ぜながら滑らかな楽曲を作れたことは、今回のコラボで得た貴重な経験でした。
― 「DUET」で聞いてほしい反応
▲ジコ&リラス:プレイリストに入れたいと思っていただける曲なら嬉しいです。異なる地域で活動してきた私たちが一つの曲で“DUET”して生まれたケミストリーを、新鮮に楽しんでいただけたら幸いです。
ニュースカルチャーのM.J._mj94070777@nc.press
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